前回のブログでは、
理由→結論の順番が逆転すると、おかしなことになってしまうといったことを書かせてもらいました。
おかしなことになるというのは、
なりたいイメージになれないと途中からどうにでもなれ効果が発生し、
せっかくの機会も得た知識もコーディネートの提案もすべてが無駄にがなるという事例のこと。
これに近いであろう、よくある事例について、
今回も書いていきたいと思います。
それでは、以下の項目で当てはまるものがあるところにチェックをしてみて下さい↓
1、いつもワンパターンなものしか着ていない
2、きれいめの服が似合うと提案してもらったけれど、それだけになるのよね・・・
3、いいなと思って買ったけれど、合わせるものが他にない
4、家にあるクローゼットに眠っている服をおしゃれに着こなせるようになりたい
5、似合わないといわれた服装も、工夫して自分らしく着こなしたい
6、ワンピースは素敵だけれど、コーディネートのバリエーションがない
さて、
どうでしたか???
一つでも当てはまる項目があれば
あなたは、
マルチタスク=素晴らしいことの罠
にヒョヒョイと引っかかっているのです
人は自分の気質やタイプに関わらず
あれもこれもいっぺんに済ませたい
あれもこれも全部できるもの
と思い込む生き物です。
そして、複数のタスクを進めることにより
自分が何だかすごく頑張って積極的に物事に取り組んでいる気持ちになり、
終えたときに満足感が得られるのです。
が、いざそんな方にむけて
「あなたは、何をやりとげましたか?」
と聞くと、言葉に詰まります。
あれもこれも忙しくやったように見えて
実は充実感のあるちゃんとした効果は出てはいなかったということが多いんですよ。
実際に、心理学や脳科学、行動経済学などの研究では、
マルチタスクというのは、ミスが50%増えるし、
取りかかるのに必要な時間は50%も長くなる、
挙句の果てに効率も40%低下させてしまう
という指摘があるようで。
あれもこれもできる
という誤解から、結果としてどれも手にできていないということになるんですね。
それでも多くの人が、
きっとこれを読んでいる方の大半の方が
「いや、それでもいっぺんに済ませるほうがいいに決まってる!」
とマルチタスクを続けてしまうでしょう。
そして、先ほどの質問のようにファッションでいえば
着まわしができて、バリ―ェションのある服を着て
家にあるものをおしゃれに着こなしながら、
なるべくいいなと思うものも上手に沢山のコーディネートが出来る形で
自分に似合わないものも、素敵に着こなせるようになりたいから
そんな風に動いていきたい
といった具合で取りかかるのでしょう。
ただし、ある研究によれば
どんなことも効率を落とさずにこなせてしまう、スーパータスカ―
と呼ばれる能力を持った人は、全人口の2%しか存在していない
と言われています。
全人口の2%、あなたは目指しますか?
マネすることによって得られる効果はどれぐらいでしょう?
どうせなら、確実性のある方でこなしていったほうが得策だとは思いませんか
一つのタスクに集中して
それを終えたらまた次の1つに取りかかる
これを繰り返していくことで
いつの間にか、叶えたい沢山の目標をクリアしていていたりする。
具体的には、
前回のブログでも紹介したように
どうしてそれを選ぶのか?
と
具体的に何をやればよいのか?
をまずは明確にすること。
その次に
いつそれをやるのか?
を明確にしたうえで
最後に
もっとうまくやるにはどうするか?
の着まわしやアレンジのバリーーションへとたどり着く。
自分が「どれに集中してやってみるか?」
を考えて優先順位をつけていくことで
確実に着まわし上手でおしゃれで素敵なスタイルを叶えることが出来るでしょう
☆本日のコーディネート紹介☆
今日のテーマを踏まえて、
タスクを一つ一つクリアしながら、
結果同じアイテムでイメージを変えたり、着まわしが出来たりするようになりました
ではでは、今回はこのあたりで失礼しますね